(536)ここから逃げたくて風船を離す/雪消ミスミ(2005年~)
「風船」が春の季語になると言うと意外に思う人が多いようだ。もともと風船と言えば紙風船のこと。春祭りの縁日で売られていたことの名残で春に分類されたらしい。この句の風船は明らかにゴム風船、離せば飛んで行ってしまう、ヘリウムガスの詰まった風船だ。新しい門出の季節の希望に満ちた雰囲気に隠れた、漠然とした閉…
関連リンク
- ・(535)春暁の火車洛陽を響かせり/董振華(1972年~)
- ・(534)ほめられて大きくなる子桃の花/浅井陽子(1944年~)
- ・(533)こいのぼりたなびく空に風光る/小野竹一(1947年~)
- ・(532)みなかみに逝きし獣の骨芽吹く/小田島渚(1973年~)
- ・(531)そのほかの花待つこころ寒櫻/上野一孝(1958年~)
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