(534)ほめられて大きくなる子桃の花/浅井陽子(1944年~)
書店の育児書の並びでは「褒める」や「自己肯定」という言葉をよく見かけます。注意や強制、条件付けをした誘導よりも、最近は、してほしいことにプラスの感情を繋(つな)げて望ましい行動を増やす、認知・肯定の方法がより注目されていると言えるでしょうか。俳句に詠まれた子どもも周りの大人の笑顔をいっぱい受け止め…
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- ・(533)こいのぼりたなびく空に風光る/小野竹一(1947年~)
- ・(532)みなかみに逝きし獣の骨芽吹く/小田島渚(1973年~)
- ・(531)そのほかの花待つこころ寒櫻/上野一孝(1958年~)
- ・(530)砂丘越え一瞬にして海の蝶/矢吹湖光(生年不詳)
- ・(529)春水満たす五臓六腑に原子炉に/大河原真青(1950年~)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。