ミンククジラ初競り、最高値キロ9000円 仙台市中央卸売市場

宮城県石巻市鮎川浜で今季初めて水揚げされた商業捕鯨の鯨肉の初競りが18日、仙台市若林区の市中央卸売市場であった。
捕鯨会社の鮎川捕鯨(石巻市)の捕鯨船が亘理沖で捕獲したミンククジラの赤肉や皮、舌など計約550キロが入荷。仲買人らは色味や肉質を品定めした後、競り人の威勢のいい掛け声に合わせて続々と競り落としていった。主体の赤肉は1キロ当たり約3000~9000円の値段がついた。
昨季は三陸沖での漁獲がなく、久しぶりの地元水揚げの鯨肉の入荷に市場は活気づいた。
2019年の商業捕鯨再開から5年目。水産卸の仙都魚類(仙台市)鮮魚2部の渡辺宏行次長は「量販店などにも鯨肉の取り扱いが広がり、認知度が高まってきている。地元で水揚げされた鮮度のいいクジラを、多くの消費者においしく食べてほしい」と話した。
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