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大阪で東北の物産展 桃生特産のガーベラ販売 復興の象徴、売れ行き好調

桃生地区のガーベラが並んだ売り場

 大阪市で1日から7日まで開催された東北の物産展の売り場に石巻市桃生地区特産のガーベラが並んだ。主催者の「東日本大震災からの復興の象徴として東北の生花を取り扱いたい」との思いを受け、普段は出荷されない関西圏に届けられた。

 物産展は近鉄百貨店が、あべのハルカスに入る本店で開催し、「東北六県 味と技めぐり」と題して朝取れの鮮魚などを提供。商品を選ぶ中で生花の販売が提案され、桃生地区のガーベラと名取市のカーネーションを日本航空が鮮度を保ったまま空輸した。

 JAいしのまき桃生ガーベラ部会によると、桃生地区では6軒が栽培し関東地方や県内に出荷される。以前関西の市場から取り扱いの要望があったが、出荷と競りのタイミングが合わずかなわなかった。

 期間中はJAいしのまきの担当者が2回に分けて計250本を仙台空港に運び、旅客機の貨物スペースに乗せて大阪へ空輸された。

 桃生地区のガーベラは震災当時花が手に入りにくかった時期に、犠牲者の遺族らに無料で届けられた。今回の売れ行きも好調だったという。桃生ガーベラ部会の担当者は「6軒の農家が大事に一生懸命作っている。普段は届かない消費者の目に触れ、産地のPRになって良かった」と話した。

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