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WBC侍ジャパン世界一に石巻地方も歓喜沸く 東北ゆかりの選手大活躍

静かに熱く戦況を見つめる市民ら=石巻市立病院

 野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が21日(日本時間22日)、米マイアミであり、日本代表「侍ジャパン」が米国に3-2で勝ち、2009年の第2回大会以来14年ぶり3度目の世界一に輝いた。大谷翔平(エンゼルス、岩手・花巻東高出)が胴上げ投手になるなど、大会を通じて東北にゆかりのある選手が活躍。石巻地方も歓喜に沸いた。

 試合は先制を許すも、直後に逆転。投手陣の細かい継投で逃げ切った。

 石巻市立病院のエントランスホールでは診察待ちの市民らが備え付けのテレビで戦況を見つめた。大谷が最後の打者を空振り三振に仕留めると、拍手が起こった。

 診察前だった石巻市の70代女性は「家で途中まで見て病院に来た。大谷選手が締めくくるところが見られて良かった」と喜んだ。

 JR石巻駅前でも市民がスマートフォンなどで結果を確認。石巻市渡波の女子高生(16)は「学校でみんなと中継を見て盛り上がっていた。強敵の米国に勝つのはすごい」と祝福した。

 石巻地方の中学校野球部選抜チーム「石巻選抜」の監督を務めた住吉中教諭斎藤友克さん(34)は「毎試合いい展開で感動した。優勝は子どもたちの励みになる。野球人口が増えるきっかけになるといい」と話した。

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