陸上養殖を低コストで 再生可能エネルギー活用、漁業者らに説明 石巻市など
石巻市などが実用化を目指す再生可能エネルギーを活用した低コスト型陸上養殖の最新マニュアル案の説明会が23日、同市魚町2丁目の市水産総合振興センターで開かれた。市内の水産業関係者ら約30人が参加。ギンザケとウニ養殖の調査に当たった石巻専修大と宮城大から説明を聞き、実現に向け理解を深めた。
ギンザケのマニュアル案は石巻専修大の角田出理工学部教授が説明。「餌にオリーブやミネラルを加えると病気になりにくくなる」と話し、「水槽は16度がベストだが、多少高温でも餌は食べる。ビニールハウスで囲うなどすれば温度管理しやすく、コスト削減につながる」と述べた。
ウニ養殖の研究を重ねてきた宮城大の片山亜優准教授は「太陽光パネルの近くに小型の風力発電機を設置するなどハイブリッドシステムを活用するといい。流通面では、県産のウニをブランド化するなど認知度を高めることも必要になる」と語った。
石巻市などは2021年度から経済産業省の補助金を活用し、陸上養殖の実証調査を開始。昨年度、市のホームページでマニュアル案を公表した。今後は調査結果を基に中身を更新するという。
両大学の説明を聞いたマルナカ遠藤水産(石巻市北上町)の遠藤俊彦さん(48)は「ワカメの養殖をしているが、近年の海洋環境の変化で、いつ生産に影響が出るか分からない。普段の仕事とは違う水産物の話は参考になった」と話した。
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