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100回目の石巻川開き祭り「花火大会は中瀬地区で」 市民有志3団体、市に要望

 今年100回目を迎える石巻川開き祭りの花火大会について、石巻市民の有志グループなど3団体が20日、会場を同市中瀬とするよう求める要望書と2507人分の署名簿を市に提出した。

 団体は中心市街地の商店街や町内会の関係者らでつくる「中瀬での川開き花火大会の開催を望む市民の会」と立町商店街振興組合、石巻地区町内会長連絡協議会。市民の会の林久善代表ら3人が市役所を訪れ、斎藤正美市長に手渡した。

 中瀬を要望する理由には、伝統や経済効果、他の行事との一体感などを挙げた。北上川河口の堤防を生かしたまちづくりが国土交通省の2022年度「かわまち大賞」に選ばれたことを踏まえ、会場とすることで東日本大震災からの復興を発信する好機になると指摘した。

 林代表は「市中心部は歴史と伝統がある。まちの起点としての役割を果たしていきたい」と理解を求め、斎藤市長は「場所を決定するのは実行委。皆さんの思いは受け止める」と述べた。

 3団体は同日、石巻商工会議所にも要望書を提出した。

 花火大会の会場を巡っては、祭りの実行委員会が13日から市民アンケートを実施。中瀬公園、北上川の開北橋下流、石巻南浜津波復興祈念公園の3カ所を候補に挙げ、3月10日まで回答を受け付けている。寄せられた意見を踏まえ、実行委が4月中に決定する方針。

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