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石巻の風景や人物描く 東城照夫さん生誕90周年遺作展、あすまで 33点展示

東城さんの絵を鑑賞する来場者

 2022年に88歳で死去した石巻市の画家、東城照夫さんの生誕90周年記念遺作原画展が31日、同市駅前北通り2丁目のナリサワ・カルチャーギャラリーで始まった。2日まで、時間は午前10時半~午後5時(2日は午後4時まで)。入場無料。

 東城さんの個展は今回が10回目。会場には、人物や石巻の風景を描いたアクリル画と油彩画、計33点が並ぶ。景色の空気感や、肌や服の質感がきめ細かく、温かさが感じられるのが東城さんの作品の特徴。

 主催者で東城さんの長女エリ子さん(62)=同市向陽町2丁目=によると、大規模な展示は今回が最後になるという。絵の寄贈やレンタル、購入を希望する人を探しており、エリ子さんは「どこか飾っていただけるところがあったら、アイデアがほしい」と話す。

 人物画を見ていた東城さんのファンだという来場者は「どれも優しい顔で、見ていてホッとする」と語った。

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