<廃炉の歯車 処理水放出を前に(4)>県境の海 茨城・入会漁業 相互往来の再開遠く
福島県境にほど近い茨城県北茨城市の平潟漁港で、船の手入れをしていた地元の男性漁師(62)が言った。「潮の流れでこっちに来るだろう。影響はあるのではないか」
東京電力福島第1原発の処理水は放射性物質濃度を国の基準値以下に薄めて放出される計画だが、県境越えの心配が頭をよぎる。
●海の恵み共有
江戸時代…
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