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「命守るための指針に」 東松島市が防災マップ説明会 住民160人参加

防災マップの活用法や各項目の見方などについて説明があった

 東松島市は16日、県が昨年5月に公表した最大級の津波浸水想定に対応して改訂した「市防災マップ」の説明会を市コミュニティセンターで開いた。午前と午後の2回実施し、地域住民約160人が参加した。

 防災マップにはこれまで別々に配布していた津波と洪水・土砂災害ハザードマップに内水浸水を追加、原子力災害時の対応や避難経路なども加えて一冊にまとめた。

 冊子は4月1日に全戸に配布した。市ホームページには「WEB版防災マップ」を設けた。

 説明会では、市の担当者が各ハザードマップの見方や活用法について説明。WEB版のマップでは、鳴瀬川や定川など各河川ごとに浸水想定区域を確認できることも紹介した。

 冊子版で原子力災害避難経路マップ49ページの矢本西地域の対象エリアが本来より狭く表記されていたため、修正するWEB版や市報で確認するよう促した。

 参加者からは原子力災害時の市外への移動や避難場所、福祉避難所の開設条件の質問があった。

 担当者は「地震や津波に対する避難行動を優先してほしい。他地域の避難所は市と県が調整し判断する」「民間の介護施設などと協定を結んでいるほか、社会福祉協議会に開設を依頼している。まず一般の避難所へ移動し、生活が困難である場合は受け入れをお願いしている」とそれぞれ回答した。

 渥美巌市長は「最低最悪の事態を想定した冊子。命を守るための指針として役立ててもらいたい」と述べた。

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