地域課題の解決へ 石巻市、総合支所連絡会議を設置 連携強化
石巻市は本年度、本庁と6総合支所の情報共有や意見交換をより綿密にするため「総合支所連絡会議」を設置した。連携を強化して各総合支所が抱える地域課題の解決に取り組み、住民サービスの向上につなげる。
初会合が19日、市役所であった。構成委員の斎藤正美市長や2人の副市長、本庁の各部長、各総合支所長ら20人が出席し、会議の役割や運営方針などを確認した。
各総合支所長や関係部長らによる執行部会を月1、2回開き、課題についての具体的な調査や検討などを行う。全体の連絡会議は半年に一度開き、課題解決の進捗(しんちょく)管理や総括をする。
市は本年度、行財政運営の効率化のため、部長級だった総合支所長の職階を次長級に変更した。市が1、2月に旧町地区で開いた住民懇談会では、住民から「地域の声が届かなくなるのではないか」と不安の声が多く寄せられていた。
連絡会議の委員長に就いた斎藤市長は「住民の皆さんの声や総合支所が持つ課題を本庁部長らと共有し、解決に向けて議論してほしい。知恵を出し合って一つ一つ解決し、住民サービスと住民満足度の向上を図りたい」と呼びかけた。
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