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思い、つながれ 碑巡りの地図(7)石巻 中央エリア

 東日本大震災では自治体や寺院をはじめ、さまざまな団体、個人が無念の死を遂げた人々への思いをつなげようと慰霊碑を建立、あるいは未来への教訓を刻んだ伝承碑を作った。石巻地方の追悼の場所を巡る。

(1)JR石巻駅前復興モニュメント

石巻市鋳銭場
建立:2015年2月

駅前広場にあるモニュメント

 東大阪市の東大阪ロータリークラブが中心となって建立した復興を願うモニュメント。御影石製で、高さ1.2メートル、幅1.5メートル、奥行き80センチ。「震災復興祈念の碑」などと刻んだ2本の石柱の間を、絆をイメージして石の虹でつないだ。中央部に配置した球は平和の象徴。

(2)石碑「津波襲来の地」

石巻市中央二丁目ほか
建立:2013年

歩道脇に立つ津波襲来の石碑

 石巻など宮城、岩手両県のロータリークラブで組織する国際ロータリー第2520地区が「津波襲来の地」と刻んだ石碑を石巻市の中心部や門脇地区、河北地区など7カ所に建立した。大津波を後世に伝え、災害に対する市民の防災意識の向上に寄与する。

(3)消防職員殉職者慰霊碑

石巻市大橋1丁目
建立:2013年3月

責務を全うした消防署員らを悼む

 身の危険を顧みず災害対応の職務を全うし殉職した石巻地区消防本部の職員ら6人を慰霊するとともに功績を後世に伝える。石巻地区広域行政事務組合と石巻消防職員厚生会が建立。

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