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思い、つながれ 碑巡りの地図(6)女川 いのちの石碑、21カ所

 東日本大震災では自治体や寺院をはじめ、さまざまな団体、個人が無念の死を遂げた人々への思いをつなげようと慰霊碑を建立、あるいは未来への教訓を刻んだ伝承碑を作った。石巻地方の追悼の場所を巡る。

女川いのちの石碑

女川町女川浜など21カ所
建立:2013年11月~21年11月

 震災直後に女川中に進学した子どもたちが考えた「いのちの石碑プロジェクト」。1000年後の命を守り、津波の教訓を伝えようと、震災津波の到達地点よりも高い場所を選び、町内の浜の数と同じ21地点に石碑を建てた。石碑は高さ2.2メートル、幅1メートル、厚さ15センチほどの御影石。町内にある板碑(卒塔婆)の形をイメージし、ここより高い場所に逃げてというメッセージとともに、中学生が詠んだ震災俳句が刻まれている。建立費は一口100円募金や修学旅行先でお願いした寄付、全国からの支援などを充てた。

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