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花言葉は「忍耐」「永遠」 創立150周年を前にモクレン、ハナミズキ植樹 石巻小

創立150周年の記念植樹をする児童ら

 6月に創立150周年を迎える石巻市石巻小(児童285人)の児童らが28日、それぞれ赤、白の花が咲くモクレンとハナミズキの苗木計4本を植樹した。児童たちは150年の歴史の重みを踏まえ、次の100年に向けてより良い学校をつくろうと決意を新たにした。

 校庭で植樹式があり、全児童を前に新井雅行校長が「持続」「忍耐」「永続性」といったモクレンとハナミズキの花言葉を説明しながら「花たちに負けないように大きく成長してほしい」と呼びかけた。

 新井校長や大森憲市PTA会長(51)、各学年児童代表が2人一組になって高さ1.2メートルのモクレンとハナミズキの苗木を植えた。根元にスコップで土をかぶせる時には「大きくなれ」と元気よく声をかけた。

 全児童を代表し、6年長咲希さん(11)が「長い歴史の中で150年の節目の行事に参加できてうれしい。この木を大切にする気持ちを下級生にしっかり伝えたい」と述べた。

 苗木は学校での「みどりの日」の記念植樹を進める県緑化推進委員会から提供を受けた。児童にアンケートを実施し、モクレンとハナミズキに決めた。

 石巻小は1873年6月4日に開校した。

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