心和ますオカリナの優しい調べ サークルぽっかぽか、初コンサート 石巻
石巻地方の愛好家でつくる「オカリナサークルぽっかぽか」が4月30日、初めてのコンサートを石巻市中央2丁目の市かわまち交流センターで開いた。メンバーと講師の計10人がソロや合奏で歌謡曲や童謡など計17曲を披露。用意した席を超える約50人の聴衆が演奏に聴き入った。
ぽっかぽかは東日本大震災後の2012年6月に市内の仮設住宅で開かれたワークショップをきっかけに結成した。19年9月には現在講師を務める大橋ひとみさん(45)=涌谷町=主宰の教室「オカリーナ彩音(あやね)」に加わり、練習を重ねて初コンサートにこぎつけた。
現在、メンバーは50~70代の男女10人。設立当初から参加する鶴岡多美子さん(73)=石巻市三ツ股=は「コンサートまで充実した日々を過ごせた。緊張したが、楽しく演奏することができた」と声を弾ませた。
コンサートに訪れた同市渡波の70代女性は「演奏を聞けて大満足。自分も独学でオカリナをやっているので良い刺激になった」と笑顔で話した。大橋さんは「ステージに立って演奏するだけでもすごい。これからもメンバーと楽しんで続けていきたい」と語った。
次回は6月11日、同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開かれるオカリナフェスティバルに参加する。
ぽっかぽかは、小学生からシニアまでのメンバーを募集している。練習は月2回、第1火曜と第3日曜の午前10時から午前11時半まで。会場は同市日和が丘1丁目の市老人福祉センター寿楽荘。連絡先は大橋さん090(4672)5669。
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