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多彩な演目に拍手 復興支援ふれあい大芸能祭、今回で最後 東松島

今回で最後になる芸能祭。伝統芸能や自慢の芸が披露された

 石巻地方を中心とした芸能団体などが自慢の演目を披露する復興支援ふれあい大芸能祭が5月21日、東松島市コミュニティセンターであり、約400人がバラエティーに富んだ芸を楽しんだ。

 東松島市、石巻市、登米市、仙台市の演者をはじめ、日本三大盆踊りの一つである西(にし)馬音内(もない)盆踊り愛好会(秋田県羽後町)と、北上翔南高(北上市)の鬼剣舞部が出演。ステージでは舞踊や股旅をはじめ、ベリーダンスや激しく動きながら一瞬で面を替える「変面」などで会場を盛り上げた。

 大芸能祭は東日本大震災後の2012年に、ボランティア団体「ひがしまつしまサンフラワー」の三浦敦夫代表(76)=同市赤井=が、被災した石巻地方の住民を元気づけようと始めた。

 今年は震災から13回忌を迎え、節目の10回。芸能祭は「東松島ひょっとこ連」の一員として、ひょっとこ踊りを披露した三浦代表が、自身の活動に力を入れることなどを理由に最後になるという。

 三浦代表は「震災から10年以上が経過したが、心のケアはまだまだ必要。大きい会場ではなくなるが、地域に笑顔や元気を届けたい」と話した。

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