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DX推進ポイント学ぶ 石巻市、職員向けに講演会

庄司教授(中央)がDX推進のポイントを説明した講演会

 デジタル技術を活用して業務を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に力を入れる石巻市は、職員向け講演会を市防災センターで開いた。

 総務省の自治体DX推進に関する検討会で座長を務める武蔵大の庄司昌彦教授が、幹部職員向けと課長職など実務者向けの2回に分けて講演。「自治体DXの概要と展望」と題し、業務改革の必要性や国が策定した自治体DX推進計画などについて説明した。

 庄司教授は幹部職員向けの講演で「DXは地道に体質や習慣を変える取り組みだ」と強調。人口減少を踏まえ「将来は半分の人手でも地域社会を維持・発展できるよう、自ら課題を発見しデジタル技術の力が発揮できる仕事の仕方を作っていくことが必要だ」と述べた。

 市は本年度、DX推進を本格化。文書管理のデジタル化や内部手続きに関する押印の廃止など3分野20項目の取り組みを検討し、2025年度までの実現を目指す。講演会後のキックオフミーティングでは、関係職員が取り組みの内容や進め方などを共有した。

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