矢本東小、開校150年祝う ロゴマークを児童考案 横断幕も掲示「夢いっぱい」
東松島市矢本東小(児童449人)は1日、開校から150年を迎え、記念集会で児童が考案したロゴマークを発表した。5月の運動会では、本年度の学校のスローガンを掲げた横断幕を披露。保護者らでつくる実行委員会と連携し、年間を通して150周年を祝う企画を展開する。
集会で相沢進校長は学校の歴史を写真などで紹介し、ロゴマークを発表した。マークは学校カラーの緑を背景に、150の文字の周りに校章や校木の「そなれ松」、校内で考案されたキャラクター「ピヨたろう」、ブルーインパルスの機体をあしらった。
校内で寄せられた238案を広報委員会などの審査で2案に絞り、学校運営協議会委員でデザイナーの関口雅代さんが2案のデザインを融合させた。
考案した6年生2人に表彰状が贈られた。桜井あいるさん(11)は「伝統や思いが受け継がれてきたことを表現した。マークで学校の魅力を発信したい」、三浦莉心さん(11)は「明るいカラーでまとめた。デザインが採用され、小学校生活で最高の思い出ができた」と、それぞれ語った。
5月20日の運動会では、記念の横断幕を披露した。縦1.5メートル、横12メートル。スローガン「明るいあいさつ 元気な子 夢いっぱい 東小」と書いた横断幕が校舎に掲げられた。
披露後、6年の芳賀心翔さん(11)は児童を代表し「家族や地域の方への感謝を忘れず、みんなでより良い学校にしていく」と誓った。
児童に歴史を実感できる1年にしてほしいとの実行委の思いを受け、今後も開校記念にちなんだ企画が予定されている。相沢校長は「子どもたちに歴史と伝統のある学校だと知ってもらい、150周年を祝いながら夢と感動のある学校にしていきたい」と話した。
同校は1873年、現在地より西に3キロほど離れた場所に第7大学区第2中学区第53番矢本小学校として誕生した。2度の移転や1978年の校名変更を経て現在の形に落ち着いた。
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