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(603)世界が終わるときも やさしき麦と大地/宇井十間(生年不詳)

 あるいは、流行(はや)りの歌に見られるような聞こえがよく大げさな言葉が、俳句という形式に捉え直されることがあります。世界が終わりを歌う詩はこの世にいくつもありますが、夢のような想像の言葉として、雰囲気を楽しむことが多いです。しかし俳句は「あるいは本当にあるのでは」という実感が、季語を通じてそこはか…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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