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石巻・復興マラソン 初日はウオーキング、210人参加 きょうハーフと10キロ

 東日本大震災の被災地支援への感謝や復興状況を発信する「第7回いしのまき復興マラソン」(石巻市、市スポーツ協会、河北新報社など主催)が10日、石巻市で開幕した。初日はウオーキング・ノルディックウオーキングの部があり、約210人が、石巻南浜津波復興祈念公園発着の約8キロのコースを巡った。

石巻南浜津波復興祈念公園を出発するウオーキング・ノルディックウオーキングの参加者

 祈念公園を出発した参加者は、海沿いに進んで日和大橋を通過。湊地区コミュニティ広場(旧湊二小)、かわまち交流センターで休憩を挟み、市震災遺構「門脇小」前を通り、祈念公園にゴールした。

 母、弟と参加した石巻小5年の菅野未弥さん(10)は、「普段は車で移動するので、地元でも海の近くを歩く機会は少なかった。日和大橋の登りはきつかったが、海がきれいに見えた」と話した。

 11日は祈念公園を発着点にマラソン競技のハーフと10キロがある。ハーフは午前9時半スタート。雲雀野町、中島町でそれぞれ折り返し、日和大橋や石巻魚市場付近を通過、長浜町でUターンする。10キロは午前9時40分に出発。日和大橋へ向かって進み、石巻魚市場を抜け、渡波地区で折り返す。

谷川さん、走る際のコツ伝授

ゲストランナーの谷川さん(手前)が走り方の指導をしたランニングクリニック

 「第7回いしのまき復興マラソン」のゲストランナー谷川真理さんによるランニングクリニックが10日、石巻南浜津波復興祈念公園の4丁目北広場であった。復興マラソンに出場する約30人が参加し、走る準備や基礎について学んだ。

 谷川さんは「走る際には骨盤から足を出すことを意識してほしい。目線は自分の身長の1.5倍ほど先を見ると、前傾姿勢になりスピードを出しやすい」と説明。準備運動で肩甲骨周りを十分にほぐすと、呼吸のしやすさにつながることも紹介した。

 ジョギングをしながら参加者と交流する場面もあった。谷川さんは「記録を目指す人は、食事はレースの3時間前までに炭水化物を中心に済ませてほしい」「足がつらないようにするには、普段から水分を取ることを心がけること」と助言した。

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