生きづらさに寄り添って 社会を明るくする運動、活発に啓発 石巻地方
石巻推進委員会
第73回社会を明るくする運動(法務省主唱)の石巻推進委員会は7日、岸田文雄首相のメッセージを斎藤正美市長に伝える伝達式を石巻市役所で開いた。運動は1日スタートした。
式には石巻地区更生保護女性会の内海美奈子会長(68)や石巻地区保護司会のメンバーら約15人が出席。
内海会長が「生きづらさを抱える人を受け入れる包括的社会を目指し、犯罪防止や立ち直り支援に取り組む」と岸田文雄首相のメッセージを代読した。
推進委員会の委員長を務める斎藤市長は「少子高齢化や核家族化で人間関係は希薄だ。地域コミュニティーを強化し、安心安全な地域をつくる」と話した。
推進委員会は10日までラジオ石巻でスポットCMを放送するほか、石巻川開き祭りで3年ぶりにポケットティッシュやうちわなどを配り啓発活動をする。
内海会長は「罪を犯してしまった人を避けるのではなく、社会全体で受け入れる。社会に理解を深めてもらうために努力を続ける」と話した。
東松島市保護司会
東松島市保護司会の木村澄子さんが3日、同市矢本二中(生徒334人)を訪れ、「第73回社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」の広報用ポスター3枚と啓発用のポケットティッシュ約400個を贈呈した。
生徒を代表し受け取ったのは、県警から「スーパー・アルカス」の認定を受けた同校の健全育成ボランティア「アルタイルII」メンバーで、生活委員会委員長の3年阿部うる葉さん(14)と、ともに生活委員会副委員長の2年松谷椰子さん(13)と1年相沢翔斗さん(12)。
阿部さんは「犯罪や非行を防止し立ち直りを支えていく地域の活動を学校でもしっかり伝えていきたい」、相沢さんは「矢本二中ではアルタイルIIの取り組みをしており、生活委員として自分たちの活動に生かしていきたい」と話した。
7月は社明運動の強調月間・再犯防止啓発月間。同日、木村さんはJR仙石線陸前赤井駅前で渥美巌市長、黒沼俊郎矢本二中校長らと啓発活動を実施した。
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