北海道南西沖地震30年 奥尻島、津波被害伝承に苦悩 遺構なく住民高齢化
1993年7月の北海道南西沖地震は12日、発生から30年となった。最大被災地、北海道奥尻島の住民が、津波被害の伝承に苦悩している。人間関係が濃密な島では長年、津波を語ることはタブー視されてきた。東日本大震災後に伝承の在り方を見直す動きもあったが、時間の経過や住民の高齢化に伴い活動は縮む。風化をどう…
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