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「おにぎり大使」豪州へ 4年ぶり 石巻地区広域事務組合、中学生32人を壮行

現地で披露する南中ソーランを踊る団員ら

 石巻地方の中学生がオーストラリア・シドニーを訪問する「おにぎり大使派遣団」の壮行会が15日、石巻市重吉町の石巻広域クリーンセンターであった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続き、派遣は4年ぶり。

 事業主体である石巻地区広域行政事務組合理事長の斎藤正美石巻市長は「臆することなく、使命を立派に果たしてきてほしい」と激励した。

 団員を代表し、東松島市鳴瀬未来中3年の佐藤優里さん(14)が「自分の持てる力を発揮し、帰ってきて成長した姿を見せたい」とあいさつ。現地で披露する「南中ソーラン」を団員全員でお披露目した。

 派遣団は2市1町の3年生32人と引率者6人で構成。26日から8月1日までの7泊8日の日程で、現地の学校やホームステイ先でおにぎりを作って振る舞う。

 おにぎりの材料として、いしのまき農協が米65キロ、県漁協石巻地域センターがノリ50帖(じょう)を提供した。

 事業は国際化に対応できる人材育成を目的に、1991年に開始。石巻地方の主産品である米とノリでおにぎりを作り、日本の食文化として紹介する「外交官」に例えて「おにぎり大使」と命名された。

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