自転車ツアー敢行　石巻～山形・米沢～秋田・湯沢、モニター３市走破　商品化へ

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　観光客と地域との交流を生み出そうと、石巻観光協会は石巻市と山形県米沢市、秋田県湯沢市を自転車で巡る「プレミアムサイクルＴｒｉｐ」のモニターツアーを敢行した。参加者は発着点の石巻市中央２丁目のかわまち堤防を１５日朝に出発し、関係者が出迎える中、１７日夕、無事にゴールした。

　姉妹観光協会である米沢観光コンベンション協会、湯沢市観光協会の協力を受けて実施した。鉄道も利用しながらの行程で、サポート役のドライバーと自動車が同行。宿泊は老舗旅館という「プレミアム」仕様で、全国のサイクリストをもてなす。

　モニターの参加者３人は、２泊３日、計１８６キロを走破した。県内では大崎市岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」、米沢市では上杉神社を観光。各観光協会による「おもてなしエイド」でジェラートやジュースを味わい、ゴール後にはずんだシェイクで涼んだ。

　東京都練馬区から参加した会社員山崎靖人さん（６３）は「自転車で巡ることで東北の景色の美しさを間近で体感できた」と笑顔で話した。

　来年度をめどに旅行商品化を目指す。石巻観光協会の阿部勝浩常務は「姉妹観光協会と連携しながら取り組みを進めていきたい」と意欲を示した。