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地域貢献活動、積極的に 祭り会場清掃やあいさつ運動 女川中

みなと祭り翌日に会場の清掃活動をする女川中の生徒ら

 女川町女川中(生徒101人)が本年度、地域貢献活動を積極的に行っている。先日は町の夏の風物詩「おながわみなと祭り」(7月30日)の翌日に会場の清掃活動を実施。他にも週に1度、生徒会を中心に学校周辺であいさつ運動を展開するなど、地域住民や同じ校舎で過ごす小学生らと親睦を深めながら活動を続けている。

 みなと祭りの会場となった町海岸広場の清掃活動には生徒会所属の2、3年生9人と有志生徒、教員や保護者ら約80人が参加。祭りの実行委も加え、総勢100人以上で実施した。生徒らは1時間ほど、たばこの吸い殻や出店の飲食物の入れ物などを拾った。

 女川中では東日本大震災の後中止が続いていた祭りが2022年に再開されてから「自分たちの町は自分たちできれいにしたい」と自主的に清掃を実施。昨年は中学だけだったが小学校にも呼びかけ、人数を増やした。

 生徒会長の3年遠藤日菜子さん(15)は「普段から授業などで町の方々にお世話になっている。自分たちも恩返しがしたかった」と経緯を話し「秋にもお祭りがある。生徒がどんどんイベントに関わる機会を増やしたい」と意気込んだ。

 祭り関係者も「子どもたちが活動してくれることで大人がごみを正しい所に捨てる。参加者もごみを散乱させるような大人にはならない。健全育成につながる」と感謝した。

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