(674)三郡の水平らかに稲の花/石井露月(1873~1928年)
稲の花を、一度だけ見たことがある。黄色というか白というか、小さな花が稲穂にこびりつくように咲く。咲き始めると次から次へと花を付け、見渡す限りが稲の花。稲の花は1時間程度しか咲いていないので、こんな景色は本当にレアだと思う。「三郡」は別に何何郡、何何郡と限定したものではなくて、広々と続く田んぼの景色…
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