建設業の魅力体感 石巻工高生、地元企業で実習 「技術の高さ分かった」
県建設業協会石巻支部は5~7日、石巻工高土木システム科2年生約40人をインターンシップとして受け入れた。現場実習などを通じ、生徒たちに業界への理解を深め、建設の仕事に興味を持ってもらうのが狙い。
受け入れたのは支部会員の10社。このうち久我建設(石巻市新栄1丁目)では7日、男子生徒3人が石巻市渡波の佐須浜で、漁港の段差を解消する作業現場などを見学した。
同社土木課の阿部信崇主任はコンクリートの特徴を示した上で、塗ったばかりのコンクリートをビニールシートで覆い、水分が抜ける速度を遅くして強度を高めていることなどを説明した。
沢口陽斗(はると)さん(16)は「学校では教えてもらえないことが聞けた。特にコンクリートをむらなく塗る技術の高さが分かったので、就職活動に向けて学びにしたい」と振り返った。
同社のインターンシップ受け入れは、新型コロナウイルスの影響により中断が続き、3年ぶり。同社の長沢司土木課長は「(きついなど)建設業界の負のイメージを払拭したい。やりがいや、完成した後で地図に残り人に利用してもらえる喜びがあることを伝えたい」と語った。
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