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出島架橋でボルト締め体験 石巻工高生40人、アーチ型見学

ケーブルの強度について解説する徳永さん(左)と生徒たち

 石巻工高(生徒527人)の土木システム科1年40人が20日、女川町市場通りで組み立てられている出島架橋のアーチ部分を見学した。県建設業協会石巻支部青年会が建築業の担い手不足解消や過酷なイメージの払拭を目指して開催した。

 橋本店、東日本コンクリートと共同で施工するJFEエンジニアリングの徳永佳照監理技術者が解説。道路部分をつって支えるケーブルについて「アーチ型の橋ならではの設計で、負荷は1本につき100トンくらいまで耐えられる」と説明した。

 生徒たちは高所作業車に実際に乗る体験、橋の見学、ボルト締めの体験を行った。見学に参加した椎崎あゆみさん(15)は「いつも使うような橋がどのように建っていくのか分かって勉強になった。ボルト締めが楽しかった」と話した。

 県建設業協会石巻支部青年会会長を務める町内の田中建設の田中寛史代表取締役(49)は「生の現場を見ることでものづくりの楽しさという醍醐味を肌で感じ、将来を見据えてほしい」と語った。

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