(706)天の川青い鯨が泣いたとさ/柿本多映(1928年~)
「とさ」は、昔話の終わりによく聞かれるフレーズ。たった一行の俳句だが、子どもの頃に一つの物語を読み聞かせてもらったような想像が広がる。いま頭の上に広がる天の川は、「青い鯨」が泣いた涙の一滴一滴からできている。そうならば、青い鯨とは星々が漂う宇宙であり、私たちの住む地球も、宇宙の涙の一滴なのかもしれ…
関連リンク
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