東北社会人サッカー コバルトーレ、ホーム最終戦快勝 優勝懸け15日、決戦
東北社会人サッカーリーグ1部のコバルトーレ女川は8日、ホーム最終戦の第17節で奥州ユナイテッドFC(奥州市)と女川町の女川スタジアムで対戦し、7-0で快勝した。順位は2位のまま。15日の最終節は勝ち点で並ぶ首位のブランデュー弘前FC(弘前市)と優勝を懸けて直接対決する。
コバルトーレが圧勝した。前半8分、FW佐藤稜馬選手のゴールで先制。猛攻を続け、MF野口龍也選手がハットトリックを達成するなど計7点を奪った。
佐藤選手は宮城水産高3年で、1年だった2021年に加入。「シーズン序盤は学校の実習で試合に出られなかった。先生や友達が見ている前でゴールを決められてうれしい」と語った。
首位の弘前FCも8日、「FC LA U.de Sendai」(柴田町)に3-1で勝利した。コバルトーレは勝ち点48で並び、得失点27差で追う。最終節の直接対決で勝てば逆転優勝となる。
最終節は15日午後1時、弘前市運動公園で実施。優勝チームは11月10日開幕の全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を得て、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を決める戦いに挑む。
ホーム最終戦後に開かれた壮行式で、黒田涼太主将は「戦いはここからが本番。選手全員で必ずJFL昇格を勝ち取っていく」と決意を述べた。
コバルトーレは、佐賀県で開かれる第59回全国社会人サッカー選手権大会にも出場する。4強進出の中から最大3チームが全国地域サッカーチャンピオンズリーグに進む。初戦は21日午前11時、KUFC南国(高知県)と佐賀市のSAGAサンライズパーク総合運動場で対戦する。
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