ハロウィーン、子どもたち甘~い笑顔 仮装しお菓子集め 石巻
31日のハロウィーンを前に、石巻市相野谷の飯野川商店街にあるショッピングパークで29日、ハロウィーンパーティーが開かれた。子ども約60人と保護者が商店街で各店から菓子をもらって歩いた。
アニメのキャラクターや魔女などに仮装した子どもたちは、商店街の約20店で「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)と声を掛け、店員から菓子をもらったり、店頭に置かれた菓子を集めたりした。
ショッピングパークでは菓子のつかみどりと菓子まきがあり、子どもたちは夢中で飛びついた。各店が作った焼きそばやカツバーガーの販売もあった。
石巻小2年の鈴木樹(いつき)君(7)は「歩いてお菓子を探すのも、まかれたお菓子を拾うのも、楽しかった。来年も来たい」と話した。
飯野川を楽しむパーティー実行委員会が主催。子どもたちが会議で、取り組みたいパフォーマンスを話し合ったほか、当日の進行を多数決で決めるなど、子どもの意見を尊重した。
実行委員会の塩田恵利子会長(40)は「自分の住む街のイベントが自分の意見で変わる体験を通して自己有用性を高めてほしい。街に愛着を持てるきっかけにしてもらいたい」と期待した。
実行委は、活動に興味がある協力者を募集している。連絡先は塩田会長080(3098)4766。
<石巻中心部でも歓声>
石巻市子どもセンターらいつが28、29の両日「いしのまきハロウィーン祭り」を石巻市中心部で開いた。
28日は商店街の43店舗を対象にしたお菓子集めがあった。仮装した子どもたちは店員に「トリック・オア・トリート」と声を掛け、チョコレートやせんべいなどのお菓子をもらった。
ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオに仮装した石巻市貞山の田中千尋君(4)は「(お菓子を)ずっと食べたかった。10個ぐらいもらいたい」と張り切っていた。
29日は、集めたキーワードに応じてらいつからお菓子がもらえる「まちたんけん」や、仮装コンテスト、お化け屋敷などがあった。
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