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サンマ焼く芳香漂う 「秋の収獲祭」に1万5000人 女川・海岸広場

次々に炭火で焼かれ、香ばしい匂いを漂わせるサンマ

 女川町の大型イベント「おながわ秋の収獲祭2023」が29日、町海岸広場であり、約1万5000人がサンマの炭火焼きなどの秋の味覚を味わった。

 女川港に水揚げされたサンマの炭火焼き8000匹とすり身汁4000食が振る舞われた。キッチンカーや屋台も出店し、焼きそばやビール、大判焼きなどを提供した。

 特設ステージでは「女川港大漁獅子舞まむし」や東京を中心に活動するアイドルグループ「都内某所」「ASP」などが、演舞や歌唱、ダンスなどで祭りを盛り上げた。

 来場者は朝から、新鮮なサンマを目当てに長蛇の列を作った。両親と訪れた東松島市の矢本東小4年阿部魅美(みう)さん(9)は「サンマを今年初めて食べた。身がやわらかくておいしい」と笑顔を見せた。

 岡明彦実行委員長(46)は「不漁が続いているが、開催前に漁場が近くなり、取れたてのサンマを提供できた。多くの人が訪れ、うれしい」と語った。

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