(729)疎開地や電灯開き村祭り/川名つぎお(1935年~)
戦中戦後に体験した学童疎開を回想しての句、「昭和二十二年秋」の前書きがある。戦時中は疎開した村でも灯火管制をしていた。終戦により、秋祭りが明るい電灯の下で行われたのだろう。戦争の世は、多感な少年にどう見えていたのか。随分と怖いことがあったはずだ。親元を離れての寂しい日々に、自然が慰めだったか。だが…
関連リンク
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