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(724)小鳥来る一人ぼっちの帰り道/柴崎来夢(2006年~)

 秋にはいろんな鳥が渡ってくる。これを俳句の世界では「小鳥来る」と言っている。たくさんの秋の鳥たちがいてにぎやか、気持ちも華やぐ。でも、この句は、鳥たちでにぎやかな中に、かえって一人の自分をいろいろと内省する孤独を見いだしている。「一人ぼっちの帰り道」に、大人になると慣れっこになった一人の時間への新…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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