演劇の楽しさ感じて　石巻・キネマティカ、来月からワークショップ　１期生募集

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　石巻市中央１丁目のシアターキネマティカが１２月から演劇ワークショップを開講する。昨年８月にオープンして以来、芝居の上演などを通じて演劇を発信してきたキネマティカが自ら演劇体験プログラムを企画、市民に演技することの楽しさを知ってもらう。

　「未経験者とシニアのための『心　からだ　うごかす　演劇ワークショップ』」で１２月３日に開講、来年３月９日まで計５回を予定している。コーディネーターはキネマティカを運営する矢口龍太さん（４０）と阿部拓郎さん（３５）の２人。

　矢口さんは「芝居がうまくなるための演劇教室ではないので気軽に参加してほしい。一緒に心と体を動かそうという思い。初心者大歓迎」と呼びかける。

　１０年前に鹿妻地区であった演劇ワークショップに関わった経験を生かす。東日本大震災後、市の中心部に復興住宅が建ち１人暮らしの高齢者世帯が少なくないことも、演劇ワークショップを開く決め手になった。

　「あの時、参加していたシニアの方の服装に変化が表れたり、仲間や友達ができたり、新しい趣味につながったりと、生き生きとした表情になった。演劇を体験することの効果の大きさを実感した」と強調する。

　募集定員は１０人ほどで、参加無料。将来、演劇人口を増やし、市民参加型の芝居の街にしたいとの思いから「１期生募集」とした。

　今月２６日（午後１～３時）にオリエンテーションを行う。演劇ワークショップは（１）１２月３日午後１～４時（２）１３日午後４～７時（３）１月１０日同（４）２月１４日同（５）３月９日同－の計５回（全日程参加できなくても可）。

　申し込み・連絡先は０２２５（９８）４７６５＝水・金・土・日曜午前１１時～午後５時＝、メールはｋｉｎｅｍａ＠ｒ－ｉｓｈｉｎｏｍａｋｉ．ｎｅｔ