事故防止、寸劇で訴え 石巻市交通安全大会 住みよい社会へ
石巻市交通安全都市推進協議会は22日、2023年度市交通安全大会を市河北総合センターで開いた。石巻署や河北署、石巻・河北地区の交通安全協会などから130人が参加した。
協議会長の斎藤正美石巻市長が「交通安全の重要さを再認識する1日にして、交通事故防止を働きかけてほしい」とあいさつ。手島俊明石巻署長は、前日に女子児童が軽トラックにはねられ重傷を負った事故を挙げ「年末に向けて薄暮時間や歩行者関連の交通事故が増加する。結氷期は路面状況悪化による事故にも注意が必要」と呼びかけた。
石巻署交通課の署員が、夕暮れ時の事故防止と冬道の安全運転の大切さを寸劇で披露した。
高齢者の交通事故について石巻第一自動車学校の佐藤克博氏が講演。「年を重ねると身体機能が衰える一方で、ベテランドライバーが故に過去の経験にとらわれ過ぎる傾向がある」と警鐘を鳴らした。スピードを落とした運転、悪天時や夜間の運転を控えること、シルバーマークを積極的につけることなどを勧めた。
「交通ルールの順守と交通マナー向上を目指し、事故のない明るく住みよい社会を築く」とした大会宣言を拍手で賛同した。
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