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石巻漁港を美しく 底引き網船の船員70人、清掃活動

漁港で空き缶などを拾う組合員

 県沖合底びき網漁業協同組合は11月29日、水揚げに利用している石巻漁港の清掃活動を行った。18~65歳の組合員約70人が参加。荒天で出漁できない日を利用し、仕事場の一つである港の環境美化に貢献した。

 石巻漁港に登録している10隻の底引き網船の船員が午前7時半ごろから作業を開始。ペットボトルや空き缶のほか、漂流物とみられるロープ、タイヤといった大型ごみなどを1時間掛けて回収した。

 清掃は10月にも行ったが、各船ごとに実施したためごみを拾いきれなかった。今後も定期的に行う。

 底びき網漁業協同組合の及川義徳船頭会会長(55)は「釣り客などのマナーの悪さが目立つ。海で働く私たちがごみを出さず、きれいにしていることを伝えていきたい。互いの意識が高まれば、いい気持ちで漁港を利用できるようになるだろう」と話した。

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