(765)寒き世を人と生まれて笑ふなり/藺草慶子(1959年~)
赤ん坊に「いないいないばあ」や「くすぐり」をすると笑うのは、一緒にいる誰かが何かをしているのがおもしろいと感じるためのようだ。おもちゃだけでは笑いにくいらしい。赤ん坊は言葉を話すことができないので、代わりに笑うことで周囲とコミュニケーションを取っているのだろう。「寒き世」は混乱の世界のようでもある…
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