(767)発車ベル鳴れば海辺の雪太る/佐怒賀直美(1958年~)
まるで推理小説の始まりの場面のようです。列車が待つのは海辺の駅。冬空はどんよりと曇り、細かな雪が降っています。発車ベルが鳴ると車両はゆっくり動き出しますが、それにつれて雪は段々と激しさを増し、粒も大きくなってきました。窓に広がる海は鉛色で、波が激しく打ち寄せているでしょうか。出発に心は躍りますが、…
関連リンク
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