年賀状に思い託す 受け付け開始、石巻郵便局でセレモニー 4年ぶり
2024年の年賀状の受け付けが15日、全国で一斉に始まった。石巻市南中里3丁目の石巻郵便局では専用ポストが設置され、市民らが新年のあいさつなどをしたためた年賀状を投函した。
新型コロナウイルスの影響で中止していたセレモニーを4年ぶりに再開。畠山智局長(59)は「日本の文化である年賀状の引き受けを始める。心のこもった年賀状を元日にお届けできるようにしていく」とあいさつした。
同市蛇田の私立ひばり幼稚園から、代表の年長園児18人が参加。合唱を披露し、年賀状を記念投函した。武山聖実ちゃん(6)は「友達に『いつまでもお友達でいてね』と書いて出した」と笑顔で話した。
1番に年賀状を出した石巻市東中里の無職黒沢稔さん(83)には高さ30センチのポスト形貯金箱が贈られた。黒沢さんは、働いていた頃の同僚や親戚などに約30枚を投函。「たまたま出しに来たら1番だった。近況を伺う言葉などを手書きした」と話した。
年賀状は25日までに出すと、元日に配達される。
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