(773)歳晩の青空の窓さつと拭く/浅川芳直(1992年~)
歳晩は一年の終わりの時期です。新年を改まった気持ちで迎えるため、大掃除をしたり、注連(しめ)飾りや門松といったお正月の準備をしたり、思っていたよりもやることがたくさんあります。空が見えているので、雪は降っていません。冬晴れの見える窓を、さっと軽やかに拭き上げています。手を抜いて適当に拭いたのでは句…
関連リンク
- ・(772)山市やあられたばしる牛の角/榎本星布(1732~1815年)
- ・(771)角も丸もこころのかたちおでん鍋/大島雄作(1952年~)
- ・(770)弔電の束の向うに冬の波/友岡子郷(1934~2022年)
- ・(769)凩(こがらし)の果はありけり海の音/池西言水(1650~1722年)
- ・(768)枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」/林翔(1914~2009年)