「年賀状離れ」は本当か? 255人が答えた「送る」ワケと「送らない」ワケ SNSアンケート
あなたは年賀状を送りますか、それとも送りませんか? 河北新報社が12月中旬、インターネットアンケートを実施したところ、お世話になっている人に近況や感謝を伝える手段として、年賀状への根強いニーズがうかがえました。一方で、年賀はがきの全国の当初発行枚数は13年連続で減少しており、時代の変化を反映した「年賀状じまい」を巡る投稿も寄せられました。「送る人」「送らない人」の声を紹介します。(編集局コンテンツセンター・吉江圭介)
[アンケートの概要] 12月15~17日の3日間、河北新報社の無料通信アプリ「LINE(ライン)」公式アカウント登録者やフェイスブックページ登録者に協力を呼びかけた。有効回答人数は255人。内訳は男性130人(51%)、女性120人(47%)、「答えない」が5人(2%)だった。年代別では20代が8人(3%)、30代が14人(5%)、40代が46人(18%)、50代が70人(27%)、60代が68人(27%)、70代が40人(16%)、80代が8人(3%)、90歳以上が1人だった。割合は小数第1位を四捨五入しているため、合計が100にならない場合がある。一般の世論調査とは異なる。
「送る」派は健在、過半数の58%に
2024年の年賀状を送るかどうか予定を尋ねたところ、「送る(送った)」という回答が58%の147人と半数を超えました。「送らない」は27%の70人。「未定」が15人(6%)、「喪中」が14人(5%)、「その他」が9人(4%)でした。
「10~49枚」が最多の46%
「送る」と答えた147人に、今回送る年賀状の枚数を質問しました。「10~49枚」が68人(46%)で最も多く、「50~99枚」の36人(24%)、「10枚未満」の22人(15%)、「100枚以上」の21人(14%)と続きました。例年の主な送り先について、「喪中」の回答者を含めた161人に聞いたところ、「友人」の99人(61%)を筆頭に、「親戚」が37人(23%)、「仕事関係」が15人(9%)、「その他」が10人(6%)でした。
理由は「毎年の習慣」「近況報告」
年賀状を送る一番の理由は、回答者161人のうち、「毎年送る習慣がある」「近況報告を兼ねて」が共に45人(28%)でトップでした。「普段会えない人へのあいさつとして」が41人(25%)で3番目。上位3項目が全回答の8割を超えました。
「送らない」理由の1位は「LINEなどで代用」
年賀状を送らないとした70人に、いつやめたのかを聞きました。「前々回(2022年)以前」が63%に当たる44人。「今回(2024年)」「前回(2023年)」が共に9人(13%)、「その他」が7人(10%)、「1回も送ったことがない」が1人(1%)となりました。
送らない一番の理由としては、「LINEやSNS、メールで代用する」が最多の26人(37%)。「手間がかかる」「必要性を感じていない」がいずれも14人で20%となりました。
年賀状についての考えや思い出を記入する自由回答欄には、年賀状に関する悩みが目立ちました。主な自由回答は以下の通りです。
「今年で年賀状じまい…
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