そろばんに親しんで 大塩小で出前授業 石巻珠算連盟、指導者2人を派遣
石巻珠算連盟は12日、そろばん指導のボランティアを東松島市大塩小(児童93人)に派遣し、3、4年生の算数の授業に合わせてそろばんの使い方などを教えた。
そろばんの授業は3年生13人と4年生15人のクラスで実施。同連盟副会長の後藤勝則さん(77)と理事の手代木みや子さん(64)が指導役を務め、そろばんでの数の読み方や計算方法を教えた。
児童たちはそろばんの基本である一の位を表す定位点を確認したり、後藤さんが読み上げた数字通りに玉を動かしたりした。最後は練習問題に挑戦。足し算や引き算が混ざった2~3桁の問題を解いた。
4年の小野寺遥斗君(10)は「習っている人に比べたら遅いが、暗算より早く、大きな数の計算ができた」と笑顔で話した。
ボランティアの派遣はそろばんの普及啓発と、未経験の教諭の負担軽減を目的に2004年度、石巻地方の小学校を中心に始めた。後藤さんは「そろばんを完璧に使えるようになるには相当時間がかかる。少しでも親しんでもらえれば」と話した。
大塩小へのボランティア派遣は7、18日にも実施した。本年度は石巻市の住吉、中里、開北3小学校でも予定している。
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