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ジビエ普及へ魅力堪能 石巻でセミナー 飲食業者ら、シカ料理味わう

ジビエ料理を味わう参加者

 ニホンジカを活用したジビエの消費拡大と認知度向上を図るセミナーが15日、石巻市千石町の石巻グランドホテルで開かれた。市内の飲食店経営者やジビエ処理加工施設の担当者ら約80人が参加し、ジビエについて理解を深めた。牡鹿半島ニホンジカ対策協議会主催。

 一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事で、長野県茅野市の蓼科高原でレストランを営むシェフ藤木徳彦さんが講師を務めた。調理した鹿肉のシューマイ、唐揚げ、ポワレ、しぐれ煮を振る舞いながら、ジビエ料理の現状や魅力を紹介した。

 藤木さんはジビエについて、衛生管理が徹底されるように法改正が行われたことや、食材として調理する際のポイントなどを説明。消費拡大に成功すれば地域活性化にもつながると主張した。

 参加した石巻市小船越の「川の上・百俵館」のカフェの高橋信子店長(77)は「大変参考になった。鹿肉の唐揚げを店のメニューに取り入れてみたい」と話した。

 藤木さんは「家畜と違い、雌雄や年齢によって味わいや食感が異なる。そこを面白いと思ってくれるとうれしい」と語った。

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