思い出胸に 石巻・共同実習所、3年生を送る会 「一歩一歩前へ」
石巻市東中里3丁目の市特別支援教育共同実習所(生徒59人)で15、16の両日、卒業を迎える中学3年生を送る会があった。
市内9中学校の3年生15人は、A、Bグループに分かれ、それぞれ週2回、下級生とともに菜園や陶芸、縫製作業などに取り組んできた。
15日にはAグループの5人が出席。千葉幹雄所長は「3年間はあっという間で、思い出は語り尽くせない。これから進む道は平たんなものばかりではないが、明るく元気で素直な皆さんなら、一歩一歩前へ進むことができる」と激励した。
同じグループの1、2年生約20人の代表生徒たちは「頼りがいがあり、目標だった」「高校に行っても元気に過ごしてください」などと書かれたメッセージカードを読み上げ、3年生に手渡した。
受け取った3年生代表は涙ぐみながら「もう実習所に来ることがないと思うと寂しい。失敗してもみんなで協力すれば大丈夫。成長した姿を見せられるように頑張りたい」と答辞を述べた。
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