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仙台みそで日韓交流 蔚山科学大、開発商品「みそコチュジャン」など紹介 石巻専修大

開発した商品を試食し、みその可能性について意見交換した交流会

 地方都市の経済活性化を目指した石巻専修大と韓国・蔚山(ウルサン)の私立蔚山科学大との交流会が13日、石巻市南境の石巻専修大であった。同大と交流のある蔚山科学大生は仙台みそを使って開発した「みそコチュジャン」などの食品を紹介した。

 石巻専修大の起業サークル生や蔚山科学大生4人ら約20人が出席。開発に関わった蔚山科学大自然科学部の崔秀炅(チェスンギョン)食品栄養学科長が商品について説明。甘いカフェラテにみそを加えた「みそラテ」はコーヒーと一緒にイソフラボンを摂取できるのが特徴。辛さをマイルドにしてみそのコクを感じられる「みそコチュジャン」、みそのドレッシングを使った「コールスロー」などをお披露目した。参加者が試食し、仙台みその新たなおいしさを味わった。

 サークル長の奥田光輝(みつき)さん(21)は「コチュジャンと仙台みそを合わせた調味料は、チリソースのようで食べやすい。いろいろな食品に合うと思う」と納得した表情を見せた。

 崔学科長は「感無量だ。学生にいろんな人と交流することで世界が広がることを伝えたい」と交流会に手応えを感じた様子。石巻専修大経営学部の李東勲(イドンフン)教授は「学生には、地方だからといってできないことがあると決めつけず、これからもやりたいと感じたことに挑戦し続けてほしい」と語った。

 蔚山科学大の食品栄養学科は昨年12月にあった現地のビジネスプラン・コンテストで、仙台みそを使った「みそラテ」や「みそシーズニング」など5種類の商品が特別賞を受賞した。

 13日の交流会は、石巻専修大の李教授と蔚山科学大の劉相溶(ユウサンヨン)教授が4月に始める予定の日韓人材育成プロジェクトの第一歩として開いた。李教授は昨年、県味噌醤油工業協同組合の販路拡大チーム「SENDAI MISO JAPAN」の相談を受け、蔚山科学大を紹介。石巻専修大の起業サークルやゼミ生が韓国を訪れるなど交流が始まった。

 学生たちは15日までに田代島を訪問し、田代島を盛り上げる事業計画をチームで考えて発表し合った。

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