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宮城・南三陸町防災庁舎町有化 「心の支え」か「約束破り」か 遺族ら感情交錯

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎を巡り、佐藤仁町長が町有化と保存を表明した1日、庁舎で大切な人を亡くした遺族らにはさまざまな感情が交錯した。震災の実相を伝える防災庁舎の役割に期待する声のほか、県有期間を7年も残しての方針決定に驚く声もあった。

 「防災庁舎は職員が『そこにいたんだ…

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