かなわぬ希望、使えぬ制度<待機児童「ゼロ」の陰で-宮城の現場から(上)ミスマッチ>
宮城県内で、希望する保育施設に入れない待機児童が「ゼロ」の市町村が増える一方、定義から外れた「隠れ待機児童」は600人前後で推移する。保育の需要と供給のミスマッチや慢性的な保育士不足などが背景にあり、預け先のない保護者らは希望にかなう施設の確保を切望する。待機児童ゼロの陰に潜む課題を追い、改善策を…
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