新たな学び、292人が第一歩 石巻専修大で入学式 通常開催5年ぶり
石巻専修大の2024年度入学式が4日、同大体育館で開かれた。理工、経営、人間の3学部の283人と、大学院修士、博士後期課程の9人が出席した。春めいた日差しを浴びた桜の下、新入生らは決意を込めて新たな学びへの一歩を踏み出した。
尾池守学長は式辞で「日進月歩する社会の現状では生涯にわたって学び続けることが重要」と話し、「切磋琢磨(せっさたくま)して成長していける仲間を見つけることが、豊かな大学生活を送る上での大きな支えとなる」と激励した。
新入生代表は、大学院理工学研究科修士課程の小田晴翔さん(22)=石巻市南境=と、経営学部の村上雄大さん(18)=東松島市大曲=が務めた。
石巻商高出身の村上さんは「感謝の気持ちを忘れず、いかなる困難も乗り越えていく覚悟を持つ」と力を込めて宣誓。「高校で学んだ簿記をより深く勉強したい。部活では野球に打ち込みたい」と話した。
入学式は5年ぶりに通常開催された。前年度までは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、規模縮小や入場制限などの対策を取っていた。
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