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「石巻と共に大きく」 セイホク、創立70年記念で桜寄贈 市に苗木70本

斎藤市長(左)に目録を手渡した井上社長

 石巻市重吉町や潮見町に工場を構える合板大手セイホク(東京)は、創立70周年を記念して市に桜の苗木70本を贈った。

 苗木は3月22日に日和山公園、23日に河南中央公園に植樹。28日はセイホク社員が市遊楽館に15本を記念植樹した。30日には今秋開設予定の渡波地区健康づくりパークで、地元の子どもたちらが21本を植えた。

 セイホクは1954年創業。県の企業誘致を受け、66年に同市で工場を建設し、市内で事業を拡大してきた。創立50周年でも市に桜を寄贈し、後に命名権(ネーミングライツ)を取得した「セイホクパーク石巻(市総合運動公園)」に植樹された。

 井上篤博社長と小野寺誠悦取締役が21日、市長室を訪れ、斎藤正美市長に目録を手渡した。井上社長は東日本大震災で市内の全工場が生産停止したことを振り返り「震災を乗り越えて石巻と共に歩んできた。桜の苗木が大きくなっていくように、当社も石巻と共に大きくなっていきたい」と語った。

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